広域連携観光情報誌『motto』埼玉×長野×上越

仕掛けがいっぱい!身体で体感! | 川の博物館 取材こぼれ話vol.2

2023 春 vol.60

「川の博物館」さんの取材こぼれ話第2弾をお届けします。
第1弾では3つの「日本一」や、「渓流観察窓」のご紹介をしました。
今回ご紹介したいのは、かわはくの至るところにある面白い「仕掛け」

そのひとつは「喋る展示」です。
屋内外に様々な音声解説がありますが、中でもライターのお気に入りは第1展示室を入ってすぐに出迎えてくれる、小窓の中の語り手さんです。(写真あり)
荒川の治水の歴史と、地域の人々へ与えた影響を、楽しく分かりやすく教えてくれます。

続いて、メインホールに入ると……
なんと、川が流れているんです!展示室内に!
これはサプライズです。
※第1弾の質問の正解はコレ!(屋内に水が流れている)です!

川の展示近くでは、船車や荷船、川魚を獲る道具などの実寸展示のほか、定期的にイベントも実施されます。
中でも一旦川の流れをせき止め、一気に放出する勢いで山から下流まで木材を運ぶ「鉄砲堰(てっぽうぜき)」という仕組みを紹介するイベントがオススメ。
実際の鉄砲堰の1/4サイズの模型ですが、せき止めた水を一気に流す再現は迫力満点!目の前で鉄砲のように勢いよく飛び出す様に、自然の力強さや、自然を畏れながらも、自然と共に生活してきた先人たちの知恵を肌で感じることができます。

また、実際に自分の身体で川を体験できるコーナーもあります。
まずは誌面でもご紹介した「アドベンチャーシアター」
映像と共に椅子の動くアトラクション型のシアターで、川の上流~下流の旅を通して変化に富んだ地形を身体で体感できます。

それから、春分の日~11月中旬までオープンしている「荒川わくわくランド」
遊びを通して、浮力などの「水のもつ力」や、治水、利水について学ぶことができるウォーターアスレチックです。4歳以上から楽しめますので、お子さま連れの方にはイチオシです!
他にも楽しめる「仕掛け」がありますが、それは実際に訪れて発見してみてください♪

デジタル技術の発展した近年では、VRやメタバースといったものが注目を集めていますが、やはり実物の迫力を全身で感じる体験は代えがたいもの。
しっかりと「楽しさ」と「学び」を届けてくれる展示は、時間が経っても色褪せません。
お子さまはもちろん、大人の方もきっと新しい学びが得られる博物館だと思います。

この春は、「かわはく」にお出かけしてみませんか?



埼玉県立川の博物館
〒369-1217 埼玉県大里郡寄居町小園39
TEL:048-581-7333(代表)

休館日:月曜日(祝日・振替休日・県民の日・夏休み期間は開館)
    年末年始(12/29~1/3)施設整備の集中保守点検に伴う臨時休館有り
営業時間:通常期 9:00~17:00 ※入館は閉館30分前まで
              夏休み期間[平日]9:00~17:00[土・日・祝・8/11~8/15]9:00~18:00
入場料:一般410円 学生200円 中学生以下無料
        ※荒川わくわくランドとアドベンチャーシアター観覧は別料金
駐車場:あり(普通車:300円 バス:1030円)