広域連携観光情報誌『motto』埼玉×長野×上越

大人も楽しめる、鉄道博物館の穴場スポット3選! | 鉄道博物館 取材こぼれ話

2023 春 vol.60

全国からファミリーや鉄道好きが訪れる鉄道博物館。
蒸気機関車をはじめとする車両の実物展示や、種類豊富なシミュレータ、お子さまが楽しく遊んで学べる体験展示などが人気スポットですが、広い館内には他にもおススメしたい場所がたくさんあります!

今回は「大人も楽しめる穴場スポット」として、ライターの主観で3つご紹介します!

歴史ステーション(南館3F)
本誌でも紹介していますが、こちらはライターが一番感動した展示室。
明治初期に日本で鉄道が開業してから、現在に至る約150年の歴史を紹介しているのですが、その紹介の仕方がエモい!
6つの時代に区分され、各時代の当時のきっぷ売り場や改札口が再現されているんです。改札に使われている素材や、看板のデザイン、置かれている小物など……まるでタイムスリップしたような感覚で時代の空気を感じ取れます。
そのうえで、その時代の鉄道技術や路線の発展、鉄道とともに近代化する日本人の生活文化の変遷を学ぶことができる。期待を超える展示です。
平成生まれの私以上に、国鉄の時代を知っている諸先輩方はきっと懐かしい気持ちになると思います。
2018年にオープンしたブースなので、知らなかった!という方はぜひ一度訪れてみてください。

キッズライブラリー(北館1F)
お子さま対象のブースではありますが、一度覗きに来ていただきたい場所。本館から少し離れているので、落ち着きがあります。
こちらには鉄道に関する絵本や図鑑、雑誌などが置いてあります。懐かしい絵本に出会えるかも。
書店や図書館ではなかなか見られない、外国の鉄道絵本もありますよ。
靴を脱いで上がるスペースや、実際の特急列車などで使用された座席が設置されており、座って本を読み、足を休ませることのできる穴場です。

パノラマデッキ(本館屋上)
約300度のパノラマが広がる屋上展望デッキ。こちらはただ見晴らしが良い、というだけではありません。
左手には新幹線とニューシャトル、右手には在来線の線路があり、車両が走り抜ける様子を眺めることができます。
特に新幹線はデッキと高さが近いので、目の前から走ってきて、すぐ横を通過するような印象です。この迫力には、鉄道好きでない方もテンションが上がること間違いなし!
GW頃はパノラマデッキ内のツツジが見頃ですので、お出かけの際にはぜひ寄ってみてください。

以上、いかがでしたでしょうか。意外と知らないブースもあったのでは?
館内には飲食エリアも充実!春のお出かけに、ぜひおすすめします。


鉄道博物館
埼玉県さいたま市大宮区大成町3-47
TEL/048-651-0088

開館時間/10:00~17:00(最終入館16:30)
休館日/毎週火曜日
入館料/前売料金 一般1,230円 小中高生510円 幼児(3歳以上未就学児210円)
    当日料金 一般1,330円 小中高生620円 幼児(3歳以上未就学児310円)
    ※入館券は指定のコンビニエンスストアで事前購入
駐車場/あり(一般車1,000円/日)


写真提供「鉄道博物館」