広域連携観光情報誌『motto』埼玉×長野×上越

春日部張子人形店さん取材こぼれ話~その1
飴細工師としても免許皆伝の実力。
異色の経歴を持つ張子職人。
「クレヨンしんちゃん」の舞台として知られる春日部。でも、それだけではありません。
実は、江戸時代は日光街道の宿場町として栄えた、長い歴史と文化を持つ街なのです。
今回は、父の健二さんの跡を継ぎ、埼玉名産品の和紙を使った張子人形作りを行う五十嵐俊介さんに取材を行いました!
五十嵐さんが、民間企業のサラリーマンから張子師に転身したのは、今から22年前のこと。
張子師としての実力はもちろんですが、なんと飴細工師としても、免許皆伝を取得。
「大学時代に、張子の型作りを学ぼうと、飴細工師の師匠のもとに弟子入りしました。
師匠は動物の特徴を捉えるのがすごく上手い人で。
『意外と、犬は背筋が伸びていて、首がまっすぐなんだよ』
『キリンはあんまり腰がなくて、三角錐のような形なんだよ』
って、作っている合間にいろんなことを教えてくれたんです。
動物を見た時に、一目でパッと特徴を捉えるコツを学びましたね」。
そんな飴細工で身につけた技術が、張子人形にも活かされています。
(ライター:まつもと)
次回は、春日部にスペインからのお客様という意外なお話しついてご紹介します。
お楽しみに♪